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西洋占星術  ハウスについて

西洋占星術

西洋星座のハウスは、その人が生まれた瞬間の太陽の位置を基準にホロスコープを12個の部屋にわけたものです。

星座(サイン)が、あなたの「先天的要素」、「心理傾向」などの《内面あらわす》のに対し、

ハウスは、「目に見える部分」や「具体的な手段、方法」など《外側へ表現される部分》をあらわします。

第1ハウス〜12ハウスは、人生で起こる具体的なテーマごと分かれており、それぞれの天体の特徴が、どんな場所・シーン・方法で発揮されるのかは、ハウスを読み解くことで理解できます。

12ハウスと12星座とは全く別の考え方ですが、星座と同様に、あなたの人生を占う上で欠かせない重要な要素です。

どの天体がどのハウスにあるか、またハウスにいる天体の特徴をしっかり把握しておくことで、より深く自分自身を読み解いていくことができるようになりますよ。

https://twitter.com/feliceritmo
目次

ハウスの見かた

ホロスコープ上では、円の中心はあなたが生まれた場所として考えます。

12分割された各ハウスは、「人間の成長段階の格テーマを象徴していて、各ハウスにどの惑星が位置しているか?ということから、あなたの人生におけるテーマを占うことができるのです。

ハウスは、東の地平線(ASC・アセンダント)西の地平線(DSC・ディセンダント)を結ぶ線によって

上(昼)と下(夜)に分けられ、

天底(IC・イムム コエリ)と天頂(MC・ミディアム コエリ)を結ぶ線によって左と右に分けられます。

表す意味
ASC・アセンダントあなたの第一印象
DSC・ディセンダント他者との関係性
IC・イムム コエリ心が落ち着く居場所
MC・ミディアム コエリ社会でめざす場所

12ハウスの三区分

12ハウスは、ASC、IC、DSC、MCを起点として、次の3つに分けることができ

アンギュラー

1室、4室、7室、10室

サクシデント

2室、5室、8室、11室

カデント

3室、6室、9室、12室

と分かれます。

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ハウスからわかること

ホロスコープは、主に「天体」「サイン」「ハウス」で構成されていますが、これらの役割は、お芝居に例えるとわかりやすいです。

例えば……

天体は、自分の中にいるとても個性的な10人の役者とイメージしてみましょう。

サインは、その役者がそれぞれ演じる配役をあらわし、

ハウスは、その役者が演じる場面をより具体的に表現するのに欠かせない背景・セットのようなものと考えます。

第1〜12ハウスは、それぞれ個性的な役者が、人間の一生を表す物語のどんな場面やシーン、最大の魅力が発揮されるのかをあらわします。

つまり、西洋占星術を読み解いていくなかで、ハウスという手がかりを増やす事で、にさらに細かく自分の人生を読み解いていけるのです。

私たちは、家だけではなく、学校、職場、さらには旅先など日々いろんな場所に出かけていったり、時間の過ごしかたも、家庭だけではなく、友人関係、仕事、恋愛など様々ですよね?

それと同じで、ハウスと惑星を合わせて読み解く事で、自分の中にいる10人の役者がどの場面に出演すると、さらに輝きを増すのか?がわかるのです。

第1〜12ハウスは、それぞれ次のようなテーマに分かれています。

ハウス意 味
1


自分自身・個性・容姿・体質・生命力
本人の運命、人生、個性、性格などを象徴
2お金お金・収入・所有・才能・価値観
所有するものや財運、金運それらに関わる感情などを象徴
3情報情報・知性・初等教育・コミュニケーション・兄弟姉妹・小旅行・執筆
コミュニケーション、対人、 知的興味、情報・通信などを象徴
4家庭・自分の居場所・帰る場所・母親・家族、基盤、自身のルーツ、家庭、生活、住居など象徴
5楽しみ恋愛・楽しみ・創造・自己表現・子供
表現、創作、趣味、魂、愛情表現、セックス、子供を象徴
6仕事労働・奉仕・雇用・労働による報酬・健康・仕事、自分を省みる、社会貢献、役割などを象徴
7他者結婚・パートナー・対人関係・交渉・契約、他者、出会いや対人関係から結婚、事業の相手、ライバルなどを象徴
8共有遺産・相続・血縁関係・深い縁・霊界
共有と死と再生、神秘、遺産などを象徴
9哲学理想・哲学・大学・専門的な学び・海外・旅行・出版、探求、未知なる世界への探求、精神的成長、海外、哲学などを象徴
10目標人生の目標・使命・社会的な地位や役割・到達点・目上の人、到達目標、地位、キャリア、天職などを象徴
11仲間同じ志を持つ仲間・ネットワーク・改革・未来・自由・理想、集合、友人、社交、団体、組織などを象徴
12目に見えない世界潜在意識・実体のない世界・スピリチュアル・イメージ・秘密、溶解、無意識や潜在意識、秘密などを象徴

ざっくり分けると、

第1〜6ハウスは個人の発達を表し

第7〜12ハウスは他者や社会との関わり

を表します。

そして、各ハウスは連携し合っています。

例えば、第1ハウスは「自分自身」をあらわしますが、その反対側にある第7ハウスは、自分自身のいつも反対側にいる人、

つまり、「恋人やパートナー」とを表します。

また、第4ハウスは、

第1ハウスから数えて4番目になりますが、

ここは「場所」をあらわします。

「自分自身(第1ハウスの意味)がいる場所」となるので、「家」ですね。

そして、「家・家庭」の反対側にある第10ハウスは家庭の反対側なので、「職場」となります。

このように、ハウスは連携し合っているのです。

ハウスにどの天体が入るか?

次に、どのハウスに?どのような天体が入るか?を確認してみましょう!

ハウスに天体がある場合は、そのハウスの意義がさらに強まります。 

例えば、第1ハウスに太陽が入ると、

「人生(太陽)=自分自身(第1ハウス)」となるので、この場合は、人生の中で自分を主軸に置く、「リーダーシップのある人」のように意味をとらえます。

例えば…第1ハウス自分自身を、表すハウスに他の天体が入るとこのようになります。

天体意味
太陽リーダーシップ
溢れるばかりの豊かな想像力
水星コミュニケーションが上手
金星魅力的な容姿
火星情熱的
木星目上の人から引き立てられる
土星厳しく自分を律する
天王星進歩的な環境で育つ
海王星芸術的
冥王星不思議ちゃん

 ハウスに天体が入らない時は?

ハウスに天体が入らないときは、そのハウスの意義が弱まります。

そして、ハウスカスプのルーラーで判断します。

ルーラーについてはまた、別の記事で説明しますね。

まとめ

という事で、あなたの個性的でとても素敵な惑星たちが、キラキラと輝く環境や場面が想像できましたか?

上手にイメージできた人は、ぜひ生活の中にも取り入れてみてくださいね。

それではまた……ね

西洋占星術

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