水星と金星は内惑星なので通常の西洋占星術(ジオセントリック占星術)とは、
ヘリオセントリックの占星術では、星が全く違う配置になります。
そのため、これまでのホロスコープで描かれた自己の姿に囚われることなく、
新たに捉えなおす必要があります。
ヘリオセントリック占星術で読み解くこととは?
ヘリオセントリックは太陽系の10個の惑星を全てを使い
人生のテーマや、今世でいかに自分の使命を果たすか、
この地球でどう力を発揮するかなどを読み解ていきます。
ヘリオセントリックの水星を読み解くときには、
「太陽から地球へ」の流れを見ることが重要で、
太陽が意識を表すのなら、水星は思考や知識などの人生の方向性への模索を表しています。
ヘリオセントリック占星術での水星の意味
水星は大体1日に4度6分ほどの速度で進行し
12サインを88日で周るため公転周期は3ヶ月かかりません。
月は1日に平均12度の移動することを考えると
水星は月の3分の1前後の速さで動いいるとても早い惑星です。
水星の意味
☆外側から得た情報をキャッチし高速で処理する。
☆知性や生き方の方向性を表す。
☆言語、数字、情報などを司り
論理的にテキパキとなんでもサッサっと処理する。
水星は、直感やインスピレーションを通してからあなたにメッセージを送ります。
《水星が表すキーワード》
言語化、スピード感、知性 気づき、処理する、伝達する、
直感、 知識、思考、情報、通信 、冴える
太陽系の中で唯一、不動であり全体である太陽
太陽は恒星です。
恒星は自ら輝き、自立しています。
そしてその他のすべての惑星に光を与える存在です。
この光は生命力、活動力になり
太陽の光がなければ人間を始め、
地球上のあらゆる動植物は生きて行くことができません。
ヘリオセントリック占星術では、この太陽の光線が地上に当たるように、
私たち個人個人は太陽の光(才能や恩恵)を受け
この地球上にその光を使い繁栄させる使命を負っているいう考え方を基本にします。
太陽系のなかでは時間の概念がなく、
太陽という絶対的な完全体の意識としての無の状態から、
太陽系という箱庭の中で様々な体験をし人生の体験を作り出すために、
はじめに太陽から分離して作りだされたのが水星です。
ヘリオで最初に重視すべき星・水星
太陽を数字の1だとすると
水星は数字の2で表します。
分離したことで、光の当たる場所と影なる場所の陰影が生まれ
ただあるだけで完璧という事から、活動する方向性を考え始めます。
それは、生きる目的を見つけるという方へと意識を向けるきっかけでもあります。
水星にとっては影の領域はとても重要でとても大切な役割です。
太陽から初めて分離したことで生まれた
初元の影と言うのは
まるで親から引き離された子供が感じる
見捨てられ感や、追いやられた時の怒りにも似ています。
ヘリオとジオでの水星の意味の違い
通常の西洋占星術(ジオセントリック占星術)の水星は、
地球での役割の中に限定されます。
水星は知性や学習、好奇心、仕事能力、言葉を扱う力などに関係していて
あなたの知性、学習能力、移動、神経、職業を読み解く時のヒントにします。
逆にヘリオセントリック占星術の水星は
太陽の全体的な意識からのはじめの分割と考えるため
もっと広範な意味を持つことになり、人生の方向性そのものを表します。
ジオの水星の意味に加えて、
人生を進めるときのきっかけとなる根本の方向付けや
職業に限らない生き方の方向方針
思考や行動力
どういう風に生きて何をしていけば
この新しい人生で可能性をさらに発掘できるのか
を読み解く時のヒントになります。
まとめ
ヘリオセントリック占星術の水星は、
太陽からのはじめの分割した惑星で、
あなたの人生の方向付けや、
太陽系生活においての
その人の職業、役割、特出した能力を表すと同時に、
分離したことで得る闇も表します。